吉例顔見世大歌舞伎 昼の部 [着物で歌舞伎]
第一 早や二十年も御贔屓の御愛顧あつき御言葉に當るを祝ふて
寿曽我対面(ことぶきそがのたいめん)
工藤左衛門祐経 我 當
曽我十郎祐成 孝太郎
曽我五郎時致 愛之助
大磯の虎 吉 弥
化粧坂少将 壱太郎
八幡三郎 萬太郎
近江小藤太 亀 鶴
鬼王新左衛門 進之介
小林妹舞鶴 秀太郎
第二 お江戸みやげ(おえどみやげ)
お辻 三津五郎
阪東栄紫 愛之助
お紺 梅 枝
市川紋吉 吉 弥
角兵衛獅子兄 萬太郎
鳶頭六三郎 権十郎
女中お長 右之助
常磐津文字辰 竹三郎
おゆう 翫 雀
第三 隅田川(すみだがわ)
斑女の前 藤十郎
舟長 翫 雀
第四 与話情浮名横櫛(よわなさけうきなのよこぐし)
木更津海岸見染の場
源氏店の場
与三郎 仁左衛門
妾お富 時 蔵
鳶頭金五郎 三津五郎
和泉屋多左衛門 左團次
蝙蝠安 菊五郎
やっとここにたどり着いた、笑。
まねきを見るとやっぱりワクワクしますよね。
今回は3階最前列の端。前回ど真ん中の席をとったら窮屈でエコノミー症候群になりそうだったので。
一、寿曽我対面
おめでたい華やかな演目ですが、どうかな〜、ちょっと地味な感じがしましたね、メンツ的に。荒事に向かないという雰囲気もあり。あと、我當丈が足を負傷されていたのか、一人で上り下り出来ない状態で、それも気になってしまったと言うのもある。
一、お江戸みやげ
この演目は、震災直後の4月に演舞場で見たんすよね。まだまだ心が塞ぎ毎日が不安、余震におびえている時で、この暖かくて爽やかな芝居がとても心に沁みたんですよ。その時の気持ちを思い出してしまって泣きながら見てしまいました。
三津五郎と梅枝のコンビはその時よりも随分と板についた感じで、テンポも良く楽しめました。
ここでランチタイム。
お昼は四条の高島屋で買った「ひさご寿し」のお弁当。
小さくてギュッとしていて可愛い!しかも美味しい。沢山たべられない私には嬉しいサイズ。
食事後は館内をウロウロ。昨年行った夜の部は休み時間が少なくて慌ただしかったけど、今回はゆったりしていました。
先代のレリーフ。ありがたや〜、と拝んでおく、笑。
一、隅田川
えー、これはですね、すみません!!爆睡しました。
一、与話情浮名横櫛
今回の遠征はこれが目的。ニザさまは勿論ですが、菊五郎の蝙蝠安って二度と見られないかもしれないでしょ。
しかし今回一番印象に残ったのは木更津海岸見染の場でニザさまと時蔵がお互い惹かれ合う場面。音楽に会わせて二人がお互いを意識し距離を縮めて行くその動き、そこに流れる特別な空気が見えるようでウットリ。バレエのパ・ド・ドゥみたいにロマンチックでした。
その後はいきなり源氏店の場で菊五郎大活躍。悪いよね〜。悪いヤツやらしたらホントに薄汚くやれるよね、笑。それでいて軽やかってのが江戸っぽいんだよな。ニザ様は相変わらず涼やかなお姿。「すね毛を剃るから冬は寒いので嫌なんです」と言っていたその脚線美にホレボレです。
源氏店から終わって花道をひっこむ時にニザさまと菊五郎で脅し取った金の分け前についてのやり取りがありますが、ここも息がぴったりあっててワクワクしました。先日中村座で勘太郎と七之助の寒〜い、同じようなやりとりを見たところだったので、その違いは歴然。こういうテンポって染み付いてないと。演じてたんじゃできないんだろうな。
さて、芝居が終わってから新幹線の時間までは5時間近くあるわけで、寺町通りを始めその辺の通りをブラブラしながら時間を潰すことに。「その2」で書いた通り伊藤組紐店に行ったり、錦市場を冷やかしたり。
それから戻って八坂神社そばの「鍵善」ではつきさんは葛きりを食べて私は薄茶をいただきましたが、この頃にはもう酒、酒が飲みたい〜!と禁断症状、笑。
で、街灯に吸い寄せられる蛾の如く赤提灯に吸い寄せられて祇園の蕎麦屋へ。
板わさにビールから燗酒に突入。ああ、しあわせ。
その後ざるを1枚食べて終了。
後から調べたらこの蕎麦屋「権兵衛」は観光蕎麦屋として有名だったようです。
評判は賛否両論ですが、混んでるけど静かっていうか、奥の座敷に座ったんですけど良い雰囲気でしたよ。お蕎麦は可もなく不可もなくでしたがそばつゆはどちらかと言えば東京っぽい味でした。
その後は南座に戻って記念撮影。
てか、どこ撮ってんの、笑?お願いしておいて文句を言うのもなんですが。
帰りの新幹線は「のぞみ」だったので早かった〜。「こだま」に乗ってみていかに「のぞみ」が早いか実感しましたね。
短い時間にぎゅうぎゅうに押し込んだ旅でしたが楽しかった!今年の年末も京都に行けるように、はつきさん共々1年健康で過ごせますように。
寿曽我対面(ことぶきそがのたいめん)
工藤左衛門祐経 我 當
曽我十郎祐成 孝太郎
曽我五郎時致 愛之助
大磯の虎 吉 弥
化粧坂少将 壱太郎
八幡三郎 萬太郎
近江小藤太 亀 鶴
鬼王新左衛門 進之介
小林妹舞鶴 秀太郎
第二 お江戸みやげ(おえどみやげ)
お辻 三津五郎
阪東栄紫 愛之助
お紺 梅 枝
市川紋吉 吉 弥
角兵衛獅子兄 萬太郎
鳶頭六三郎 権十郎
女中お長 右之助
常磐津文字辰 竹三郎
おゆう 翫 雀
第三 隅田川(すみだがわ)
斑女の前 藤十郎
舟長 翫 雀
第四 与話情浮名横櫛(よわなさけうきなのよこぐし)
木更津海岸見染の場
源氏店の場
与三郎 仁左衛門
妾お富 時 蔵
鳶頭金五郎 三津五郎
和泉屋多左衛門 左團次
蝙蝠安 菊五郎
やっとここにたどり着いた、笑。
まねきを見るとやっぱりワクワクしますよね。
今回は3階最前列の端。前回ど真ん中の席をとったら窮屈でエコノミー症候群になりそうだったので。
一、寿曽我対面
おめでたい華やかな演目ですが、どうかな〜、ちょっと地味な感じがしましたね、メンツ的に。荒事に向かないという雰囲気もあり。あと、我當丈が足を負傷されていたのか、一人で上り下り出来ない状態で、それも気になってしまったと言うのもある。
一、お江戸みやげ
この演目は、震災直後の4月に演舞場で見たんすよね。まだまだ心が塞ぎ毎日が不安、余震におびえている時で、この暖かくて爽やかな芝居がとても心に沁みたんですよ。その時の気持ちを思い出してしまって泣きながら見てしまいました。
三津五郎と梅枝のコンビはその時よりも随分と板についた感じで、テンポも良く楽しめました。
ここでランチタイム。
お昼は四条の高島屋で買った「ひさご寿し」のお弁当。
小さくてギュッとしていて可愛い!しかも美味しい。沢山たべられない私には嬉しいサイズ。
食事後は館内をウロウロ。昨年行った夜の部は休み時間が少なくて慌ただしかったけど、今回はゆったりしていました。
先代のレリーフ。ありがたや〜、と拝んでおく、笑。
一、隅田川
えー、これはですね、すみません!!爆睡しました。
一、与話情浮名横櫛
今回の遠征はこれが目的。ニザさまは勿論ですが、菊五郎の蝙蝠安って二度と見られないかもしれないでしょ。
しかし今回一番印象に残ったのは木更津海岸見染の場でニザさまと時蔵がお互い惹かれ合う場面。音楽に会わせて二人がお互いを意識し距離を縮めて行くその動き、そこに流れる特別な空気が見えるようでウットリ。バレエのパ・ド・ドゥみたいにロマンチックでした。
その後はいきなり源氏店の場で菊五郎大活躍。悪いよね〜。悪いヤツやらしたらホントに薄汚くやれるよね、笑。それでいて軽やかってのが江戸っぽいんだよな。ニザ様は相変わらず涼やかなお姿。「すね毛を剃るから冬は寒いので嫌なんです」と言っていたその脚線美にホレボレです。
源氏店から終わって花道をひっこむ時にニザさまと菊五郎で脅し取った金の分け前についてのやり取りがありますが、ここも息がぴったりあっててワクワクしました。先日中村座で勘太郎と七之助の寒〜い、同じようなやりとりを見たところだったので、その違いは歴然。こういうテンポって染み付いてないと。演じてたんじゃできないんだろうな。
さて、芝居が終わってから新幹線の時間までは5時間近くあるわけで、寺町通りを始めその辺の通りをブラブラしながら時間を潰すことに。「その2」で書いた通り伊藤組紐店に行ったり、錦市場を冷やかしたり。
それから戻って八坂神社そばの「鍵善」ではつきさんは葛きりを食べて私は薄茶をいただきましたが、この頃にはもう酒、酒が飲みたい〜!と禁断症状、笑。
で、街灯に吸い寄せられる蛾の如く赤提灯に吸い寄せられて祇園の蕎麦屋へ。
板わさにビールから燗酒に突入。ああ、しあわせ。
その後ざるを1枚食べて終了。
後から調べたらこの蕎麦屋「権兵衛」は観光蕎麦屋として有名だったようです。
評判は賛否両論ですが、混んでるけど静かっていうか、奥の座敷に座ったんですけど良い雰囲気でしたよ。お蕎麦は可もなく不可もなくでしたがそばつゆはどちらかと言えば東京っぽい味でした。
その後は南座に戻って記念撮影。
てか、どこ撮ってんの、笑?お願いしておいて文句を言うのもなんですが。
帰りの新幹線は「のぞみ」だったので早かった〜。「こだま」に乗ってみていかに「のぞみ」が早いか実感しましたね。
短い時間にぎゅうぎゅうに押し込んだ旅でしたが楽しかった!今年の年末も京都に行けるように、はつきさん共々1年健康で過ごせますように。
そうでした。南座見た後も、結構楽しんだのでした(^^)。
いろいろ大変のことのあった年だったせいか、南座を楽しんで1年を終えられたことがありがたく、感慨深い年になりました。
来年も元気に南座、まいりましょう!
by はつき (2012-01-18 19:23)
また楽しそうだ。
それと、羽織だけで寒くはなかったのですか?
冬の京都って泣きそうに寒いって記憶しているんですけど。
by のの吉 (2012-01-18 23:03)
なんて楽しい京都行でしょう!
南座で仁左衛門、ここが私のある意味ゴールではないかと。
まだまだ遠い、というか遠くに置いておきたいのかな?笑)
by val (2012-01-19 09:29)
遅ればせながら…
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします!
今年は着物でお出かけを実行できたらいいなぁ~
楽しい旅だったようで、よかったですね♪
旅行まではまだまだ無理なので、近場へ行く勇気を持ちたいです。
とりあえず初詣は頑張って行ってきましたw
by puku (2012-01-19 10:06)
>はつきさん
ほんとにその通りですね!今年も南座で締めくくれるよう仕事も遊びもがんばります!
by 黒猫 (2012-01-19 18:34)
>のの吉さん
北大路で川沿いを歩いた時はすんごく寒くて、特に頭が。で、ショールを頭からかぶって震えてました。
でも町中はそれ程でも無かったです。外をずっと歩いていると泣きそうになると思うんですけど、室内や乗り物の中が暑いので、東京と同じようなものでした。
by 黒猫 (2012-01-19 18:37)
>valさん
ゴールっすか?それは私かニザさまかどちらかが死ぬ時ですよ!
by 黒猫 (2012-01-19 18:39)
>Pukuさん
明けましておめでとうございます♪ 今年もよろしくです〜。
着物でお出かけしちゃってください!今のシーズンは特に、羽織りを着ていれば多少の失敗も楽勝で隠せるのでチャンスです。是非々!
by 黒猫 (2012-01-19 18:41)