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吉例顔見世大歌舞伎 [着物で歌舞伎]

夜の部


一、歌舞伎十八番の内 外郎売(ういろううり)

        外郎売実は曽我五郎    松 緑
            小林朝比奈    権十郎
             茶道珍斎    亀三郎
            近江小藤太    亀 寿
             曽我十郎    松 也
             大磯の虎    梅 枝
             八幡三郎    萬太郎
            化粧坂少将  尾上右 近
             梶原景時    亀 蔵
            小林妹舞鶴    萬次郎
             工藤祐経    三津五郎


二、京鹿子娘道成寺(きょうかのこむすめどうじょうじ)

  道行より鐘入りまで

            白拍子花子    菊之助
              妙念坊    松 也
              喜観坊  尾上右 近
              雲念坊    男 寅
              阿観坊    小 吉
              仙念坊    團 蔵
              謹請坊    田之助


  梅雨小袖昔八丈

三、髪結新三(かみゆいしんざ)

             髪結新三    菊五郎
             手代忠七    時 蔵
             下剃勝奴    菊之助
           白子屋娘お熊    梅 枝
          家主女房おかく    亀 蔵
           加賀屋藤兵衛    権十郎
             車力善八    秀 調
          白子屋後家お常    萬次郎
            家主長兵衛    三津五郎
           弥太五郎源七    左團次

いかん!忙しくしている内にどんどん溜まってしまっております。自分記録として残しておきたいので11月の演舞場は簡単に。

11月はとにかく菊之助に魅了された月でした。道成寺では若い肉体を存分に活かしたアクロバティックとも思える踊りを見せ、中性的でどこか背徳の匂いのするエロティックな色気を振りまいたかと思えば、髪結新三では粋な江戸っ子勝奴で父・菊五郎の新三と息の合った演技を見せ、江戸の長屋を生き々と蘇らせる。

スっと磨かれたナイフのような色気は、現在の歌舞伎界では鯔背な江戸っ子の雰囲気を唯一醸し出している父とはまた別の味がありながら、しっかりとその本質を受け継いでいると感じられてワクワクしました。

その他11月は菊五郎は勿論、松緑、三津五郎、左團次と、中身のある役者が充実した演技を見せ、久しぶりに演舞場が華やいだと感じ大いに楽しめました。

この日は七世梅幸 十七回忌、ニ世松緑 二十三回忌の追善という事なので、万筋の江戸小紋を着ました。柔らか物を着るのは久しぶりでしたがストンとした重さと肌にしっとり落ち着く柔らかさが気持ち良かったです。

RIMG0286.jpg

帯は悩んだ末演目が「道成寺」という事で桜の洒落袋を締めました。この時期に桜って、と、言われないかとちょっとビクついてましたが、良く見たらお太鼓の絵には菊も描かれているからぴったりじゃん!と自己満足、笑。

sakura.jpg






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コメント 2

はつき

すっかり出遅れコメントですみません。
見るともなく「青木」のサイトを見ていて、思わず声をあげてしまいました。この帯、「青木」のだったんですねー。見逃してしまっていたのがちょっと悔しい(笑)。
今年は、いままで不経済かと敬遠していた季節のモチーフを充実させたいと思ってます(その前に財政立て直し…)


by はつき (2012-01-14 19:07) 

黒猫

>はつきさん
そうです、青木のです。
これから春に向けてヤバいっすよね、桜柄がヒタヒタと、笑。
by 黒猫 (2012-01-16 18:05) 

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